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志田
五十代の後半くらいの小男。
鵠沼海岸近くの橋の下に住んでいるホームレスで絶版文庫を中心に取引する自称・せどり屋。古書の知識に関しては栞子も一目置いている。
小菅 奈緒
背が高く、きりりとした美少年のような顔立ち。ある事件をきっかけにビブリア古書堂を訪うようになった。志田を先生と慕う。
坂口 昌志
地方銀行の公務員かベテランアナウンサーのようなびしっとした見た目と渋い話し方。ある理由から『論理学入門』をビブリア古書堂に持ち込む。妻に言えない過去がある。
坂口 しのぶ
坂口昌志の妻。三十代の後半くらい。
人目を惹く容貌ではないが、表情が豊かで人懐っこい印象。『論理学入門』がきっかけで坂口と結婚した。元ホステス。
笠井 菊哉
志田曰く「男爵」。せどり屋で、廃盤CDやゲームを主に扱うネット古書店「笠井堂」の店主。二十代後半で、絵に描いたような美青年。
大庭 葉蔵
栞子が入院する原因となった人物。ビブリア古書堂が所有する太宰治『晩年』初版本に異常な執着を見せる。
井上 太一郎
マニアの間では有名な、辻堂にあるSFとミステリを主に扱う古書店・ヒトリ書房の店主。智恵子と一悶着あったらしく、篠川母娘を警戒している。
滝野 蓮杖
港南台にある滝野ブックスの息子。古書市場の経営員を務めている。妹が栞子の同級生で、栞子とは旧知の仲。過去の篠川家の事情に詳しい。
鹿山 直美
ヒトリ書房の従業員で、井上の幼馴染み。
来城慶子の存在と、彼女に江戸川乱歩コレクションを遺した父親へ複雑な感情を抱いている。
久我山 尚大
脅迫まがいの取引も厭わない危険な古書店主。栞子の祖父・聖司の師匠でもある。故人。
久我山 真里
尚大の妻。ビブリア古書堂の近くに住んでいる。現在は病床にある。
吉原 喜市
横浜に居を構える舞砂道具店の店主。久我山書房にて書生兼番頭をしていたという過去を持つ。